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【学校生活】高校受験への道②

寒くなってきました🍃。早いもので今年もあと2ヶ月ですね😊。

本部役員のTamakiです。

娘が昨年度、高校受験だったので、その過程を数回に分けてお伝えしています。

今回は、試験を受ける際の『合理的配慮』について「公立高校」と「私立高校」の両方を経験したので、一例としてお伝えできればと思います。

都道府県や各学校🏫によって制度が違うので、受験する際はお住まいの地域で調べてください。

合理的配慮とは?

障害や病気等のある受験生が、本来の学力を公平に評価されるように、状況に応じて過度な負担が生じない範囲で調整される配慮のことです。

私たちの地域の「公立高校」の入試では、事前に申請する必要がありますが、例えばこのような配慮が検討されます。

●別室で受験

●座席の配慮

●学力検査問題用紙等の拡大 

●試験時間の延長 等

中学校における学習活動での配慮が基本となるので、日頃から学校でどんな配慮を受けているかの実績が必要になります。全ての希望が必ず通るわけではなく、生徒の状況に応じて教育委員会が判断する形です。

娘に必要な配慮は

娘の場合は、身長109㎝、短距離歩行のみ可能で長距離は車椅子♿️、階段昇降は不可、近視と軽度の難聴があるので…

希望する合理的配慮の内容としては、

●🪑座席に足台と座布団の設置

●教室までエレベーターを使用

●前方の席にしてもらう でした。

車椅子で教室まで移動するなら別室での受験だと言われ、娘は皆と同じ教室での受験を希望したので、車椅子使用は無しで教室まで歩くことにしました。

申請方法は?

教育委員会教育長宛ての『受検方法等申請書』を記入して、中学の校長先生に提出します。配慮する内容含めて、事前に校長先生とよく話し合った方がいいと思いました。

志望する高校へ実際に配慮の必要性を訴えてくれるのは校長先生なので、きちんと擦り合わせておくことが必要です。

足台と座布団を試験当日に娘が教室まで運ぶことになっていたり、高校まで親が車で送迎すると勘違いされていたり、きちんと伝わっていないことがありました😭。

最初、試験当日、本人以外は校内の敷地には入れないし、車椅子も預かってもらえないということだったので、学校の門まで娘を送って車椅子を親が持って帰る🚃ということにしていました。

しかし、事前に高校へ出向いて足台と座布団を預けた時に相談したところ、試験当日は職員玄関までは親が車椅子を押して入ってOKとなり、試験の間は車椅子を事務室で預かってくれることになりました。交渉次第ですね❗️。

「公立高校」では、申請書を何度も書き直し、中学校の校長先生や高校ともやり取りをするのが大変でした💦。

一方、私立高校では

説明会のときに個別相談で、試験当日についての配慮をお願いしました。すぐに管理職の先生も来られて、その場で確認してくれました。

●前方の席での受験

●親が教室まで車椅子で送迎OK。その時に足台と座布団の設置と撤去。

●教室に車椅子を置くスペースを確保するために、受験番号一番最後の教室にして(全席埋まっていないから)、そこで皆と試験を受ける。

何の書類も必要なく、上記の配慮がすぐに決まって楽でした😃。

またこの高校は、こちらから伝えていないのに「体育の成績は皆と差別なく公平に評価できるようにしますので、安心して通ってください」とわざわざ中学校の担任まで連絡がありました。

そんな学校今までなかったので、ちょっと感動しました✨。中学では指導要領にのっとった成績しか付けられず、どう頑張っても『5』は取れなかったので🥲。

今、娘はこの私立高校に楽しく通っています☺️。

「私立高校」は、障がいのある生徒の受け入れが良い学校と悪い学校、両極端だと聞きます。

学校探しも受験も一筋縄ではいきませんが、みなさんが楽しく通える学校と巡りあえることを願っています。

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